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甘いユメ レビュー・感想

 
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kyarun20
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甘いユメ甘いユメ

もとみやみつき先生(FRAC)のオリジナル同人誌「甘いユメ」がC95にて頒布されました。”好き合って、結ばれて、添い遂げる”普通の恋愛をユメ見る吸血鬼の少女。好いた男の首筋から漂う芳醇な香りに吸血鬼の本能には抗えず、無意識のうちに吸い寄せられて。彼女のユメは儚く散って、皮肉にも”吸血の力”によって”甘いユメ”を見させられる。肉体だけが満たされる、どこまでも都合の良い甘いユメ。普通の女の子としての普通の恋愛というユメでなくとも、彼女とっては尊くて、甘くて、儚いユメ。決して結ばれることのない悲恋を彷彿とさせる切ない作品です。

「如月みさきは目立つ生徒ではない。大人しく温厚な性格だが交友関係は狭い。控えめで気が弱い。」

冒頭で語られるヒロインの印象。生徒との関わりが教師よりも薄い保健教諭という立場ながら、一生徒であるヒロインの特徴を捉えるまで”彼女が保健室に通い詰めている”事情が、そして教諭もまた”普通の生徒よりも近い位置に居る生徒”として少なからず意識している事情が窺い知れます。しかし、それ以上でもそれ以下でもなく、「女子高生と保健教諭」という関係に収まっているわけです。

普通に好き合って、先生と添い遂げたい。だからこそ、吸血鬼という本性を隠して普通に徹して、普通の女の子としてあろうとしたのに。夢と現を彷徨う彼女は、芳醇な香りに誘われるまま、愛する教諭の首筋に牙を立ててしまう。

自分が吸血鬼であること、吸血には催淫が伴うこと、鎮める為には自分が奉仕しなければならないこと、洗いざらい告白すると、まろび出たモノを優しく、愛おしそうに奉仕し始めるヒロイン。とろんとした表情で甘い吐息を漏らしながら口淫に耽り、迸る精液を無意識に嚥下する姿は、普段の彼女から想像もできないほど大胆かつ扇情的でした。

再び勃起したソレは、口淫程度の快楽では収まらなくて。徐にスカートを脱ぎ始めると清楚な彼女に似つかわしくない股割れショーツがすでに濡れそぼっていて、宛がうと抵抗もなくスルスルと飲み込んでいく。ユメは儚く散ってしまったけれども、皮肉にも”吸血の力”によって”甘いユメ”を見ているかのように、身体だけの繋がりを嬉々として受け入れ、恍惚を浮かべながら快楽に溺れていく。お淑やかで硬派な少女が羞恥も外聞も忘れて、一心不乱に乱れ狂う。劣情を催すのに十分すぎるほどの意外性です。

慰めるだけの一方的な行為が、いつしか教諭もその気になって、押し倒して無我夢中で責め立てる。私の身体に夢中になってくれている。それが嬉しくて、もっともっと感じたくて、また首筋に牙を立ててしまう。迸る射精を一身に受け止めて、激しい絶頂を迎えると身体を打ち震わせて歓喜する。

最奥に注がれた精液の温もりを感じながら余韻に浸るけれども、心の底から喜べなくて。「わたし、先生が好きだったのに」という独白が、甘いユメの代償に”大切なモノを失ってしまった”無慈悲な現実を物語っていました。彼女のユメは儚く散って、皮肉にも”吸血の力”によって”甘いユメ”を見させられて、それが悲しくて、虚しいモノだと実感した。それなのに、彼女はまた甘くて儚いユメに縋ってしまう。その先に幸せな未来が望めないとしても。

メイビーアイラブユー然り、甘いユメ然り、どことなく悲哀を匂わせる”ほろ苦さ”が余韻を長続きさせてくれる。もとみやみつき先生のビターな作風に惚れ込んだ人間からすると感無量な作品でした。

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