【同人レビュー】「眠り姫」(Pale Scarlet)

「眠り姫」レビュー・感想


Pale Scarletのオリジナル同人誌「眠り姫」のDL配信が開始されました。かつて自分を振った相手に彼氏が出来て、その腹いせに睡姦で犯すことを敢行した男の憐れな物語。憧れだった女を意のままに出来るとあって高揚感が凄まじく、認識の外から身体を別の色に染め上げていく得も言えない征服感が堪りません。睡姦の醍醐味をしっかりと踏まえた正統派作品です。


ずっと好きだった彼女に彼氏が出来て2ヶ月。鷹揚で柔和な笑顔を絶やさない才色兼備な彼女は、学園でも高嶺の花のような存在だった。誰もが彼女の隣を希求し、誰もが彼女との情事に羨望した。彼氏ができるより前、無理は承知で彼女に告白した事がある。もちろん振られた。それでも彼女とは良好な関係が続いていた。

未練は残ったが彼氏ができてからは傍観を決め込んでいた。しかし、卒業を前に寂寥感が押し寄せる。やはり諦めきれない。他人の所有物である事は百歩譲ったとして、一度で良いからあの艶やかな姿態を抱いてみたい。自分の醜い感情をぶつけたい。増幅した一方的な愛は彼を非情にさせた。


同じ部活だった事を利用し、部室にいる彼女を薬で眠らせる事を画策した。何も知らない彼女は、疑いもなく男の用意した紅茶を口にしてしまい…思惑通り事が運んだ。悔恨の念に苛まれながら、安らかに眠る彼女の姿態に手を伸ばした。これは片思いから睡姦まで、恣意的な恋に終始した憐れな男の最後の抵抗。

凡百な男のありふれた恋心、好いた女の姿態を想像し、自慰という形で恣意的な想いをぶつける。決して一線を越えること(行動に移す)はないが、意に沿わない一方的な愛の可能性に至らない人間などいないと言っても過言ではない。自慰行為が何よりの証左。

この男に同情する事は出来ないが、心中は理解できるだろう。それは誰もが身に覚えのある妄想なのだから。そういった意味では、感情移入しやすい作品でした。


本作は一貫して恣意的。勝手に好意を抱き、勝手に寝取られ、好き勝手に陵辱の限りを尽くす。キスの際には自ら舌を吸い、豊満な胸を揉みしだき、無抵抗な姿態を舐め回す。挿入の際も無反応で、分かち合うことのない快楽を一人で享受し、荒い息と共に独り善がりな心情を表白する。これはまさに自慰行為の延長上。

物悲しい性行為。しかし、それで良い。完全に無防備な状態の女に恣意的な劣情をぶつけ、自らの欲望を満たす事に終始する。まさに睡姦という特殊なシチュエーションの特権であり、魅力です。

特に印象的だったのが、彼氏が部室に到着したシーン。

<<
「許せねぇ、許せねぇよ。俺の方がずっと前から目を付けてたのに、こんなエロイ身体を今日まで独り占めしてたんだ。」
「・・・罪だよこれは。お前が邪魔しなけりゃ外射精しで許してやるつもりだったのに」
「・・・そこにいろ。扉一枚向こうで彼女が膣内射精されんの、気付かないでそこでぼけっと突っ立ってろ・・・っ」
>>

この恣意的な独白に睡姦の魅力が詰まっていた。因みにこのシーンの構図は、体面座位でキスしながら膣内射精。最高ですね...。

Pale Scarlet 関連記事

おすすめの記事