【同人レビュー】「L教会と異端者一家」(ヨールキ・パールキ)

「 L教会と異端者一家 」レビュー・感想

L教会と異端者一家


ヨールキ・パールキのオリジナル作品「L教会と異端者一家」が配信されました。この作品、唯一無二にして恐ろしく背徳的。欧州を舞台に異端者として僻地に追いやられた信徒一家の物語だが、背徳の理由は彼らの酷く歪んだ日常にある。


母のソフィアは夫というものがありながら告解に訪れた信者相手に不浄の穴を捧げて恍惚と善がり、その様子を盗み見る息子のアレクセイは狩人の目をした姉・キーラの手の中で吐精する。その姉もまた実の父親に一人では到底得られない快楽を教え込まれた雌であり、自らを生み出した精子で子宮を満たしている。息子と母親は不干渉かと問われれば、否である。父が娘に教育を施している間もまた別の場所で息子が実母の姿態を貪っている。


外界と隔絶された空間で繰り広げられる近親相姦の連続。父は平然と母を差し出し、娘を雌に仕立て上げ、息子はなんと素晴らしき歪な日常、倫理の崩壊。この歪みこそが恐ろしいまでの背徳感を演出しているわけです。圧倒的な画力が生み出す肉体美や唯一無二と言わしめる物語の独創性もさることながら、異常なまでの背徳感こそがこの作品、ひいてはヨールキ・パールキの真骨頂であるように思います。この背徳感に魅了された方も多いのではないでしょうか。


また謎めいた作風は相変わらず健在で、本作にもいくつもの謎が鏤められています。例えばこの家族は何故異端者として追いやられてしまったのか、信仰者であるにもかかわらず肉欲が許されているのは何故か、息子の手足は何故義手・義足なのか、何故近親相姦が看過されているのか・・・など。そういった数々の謎もまた作品の魅力であります。ページを捲らせる力があり、意識を世界に没入させる力がある。良い作品の証です。



これまでふんわりと作品に触れてきましたが、ここからは具体的に。「」内は作中のシーン。

序盤は前述した通り「告解に訪れた信者を不浄の穴で慰める妻」と「それを盗み見ながら自慰する弟」、「それを見つけた姉に性欲管理される弟」という構図です。この一文だけで作品の異常性が分かるかと思いますが、倫理の崩壊はこんなものではありません。


家族の異常性に懐疑を持った姉は外界との関わりを持とうとした瞬間、実の父親に一晩中犯され、快楽に抗えない身体に仕立て上げられ、それ以後も父との性交渉で性欲を満たす日々を過ごしている。中盤では「発育した豊満な乳房で父の肉棒を奉仕しながら自らを慰め、待ちきれず愛液を垂らした膣壺を女に変えた肉棒でゴリゴリ削られ、淫語を口走りながら自らを生み出した精子を強請る」様子が、そして父と娘が歪な愛を育む間、「バック越しの生挿入、乳吸い、騎乗位中出しなど」母と息子もまた歪な愛を育んでいる様子が描かれています。

終盤が近くなるにつれて様相は苛烈の一途を辿ります。快楽のためなら手段を問わない母は、あろうことか夕餉に媚薬を混ぜ、「発情した父と共に熱烈な子作りに励み」、巻き添えを食らった姉弟は「同衾しながら互いに性器を擦り合う」だけでは到底満足できず、頑なに踏みとどまっていた一線を越えてしまいます。唯一の良心であった姉弟の倫理観崩壊も勿論凄まじい背徳感でしたが、それ以上に『正常なはずの夫婦の営みですら後ろめたさを感じてしまった』ことに底知れぬ背徳を感じました。本当に素晴らしい作品です。

終盤以降は本編にて実際にその目で確かめて欲しい。身の毛がよだつ背徳感に勃起が収まらなくなること請け合いでしょう。

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