【同人レビュー】「兄のような存在だった幼馴染に催眠術を掛けて恋人にするお話」(サークル影武者)

「兄のような存在だった幼馴染に催眠術を掛けて恋人にするお話」レビュー・感想

兄のような存在だった幼馴染に催眠術を掛けて恋人にするお話

サークル影武者のオリジナルコミック「兄のような存在だった幼馴染に催眠術を掛けて恋人にするお話」が配信されました。幼馴染シリーズ4作品目。本シリーズが始まって約5年。ようやく、ようやくです。ようやく「救いの時」が来ました。諸悪の根源である実父は一度も登場せず、主人公は曲がりなりにも想いを告げ、今度こそ本当に幼馴染と結ばれる。同シリーズ「親父のためにどんどん綺麗になっていく幼馴染」で辛酸を舐めた読者にこそ読んでいただきたい「救済」の作品です。

※催眠モノではありません。
※Twitter投稿の落書き漫画を纏めた作品です。全部が全部、清書したイラストと言うわけではないので注意!
※NTRが苦手でなければ、同シリーズの「親父のためにどんどん綺麗になっていく幼馴染」と「幼馴染は親父のお古」は絶対に抑えて欲しいところ。その上で本作、そして「夏姫-Rewrite-」を読めば最高に幸せになれます。

過去作はこちら

幼馴染「夏姫」シリーズ

サキュバスシリーズも傑作ですので是非

あらすじ


幼少の頃から兄弟のように育ってきた男勝りな幼馴染。家が近いこともあり、遊ぶときは必ず一緒。主人公は幼馴染を兄として慕い、幼馴染は主人公を弟のように可愛がる。そうして誰よりも多くの時間を共有してきました。



そして月日が経ち、女らしく成長した彼女は今でも主人公にべったべた。女としての自覚が薄く、主人公がいるのに平気で下着姿を晒したりします。しかし主人公は時間と共にますます女らしくなっていく幼馴染を兄として見れなくなっていました。平たく言えば彼女に恋してしまったわけです。

しかし、今までずっと一緒にいた近すぎる存在だからこそ「想いを伝える」ことが気恥ずかしい主人公は、一歩踏み出す勇気が出せず、いつまでも「兄弟のような幼馴染の関係」に悶々とした日々を過ごしていました。このままずっと想いを告げないまま大人になっていく・・・。そう思っていた矢先、ふとテレビで催眠術を目にします。


催眠と言えばでお馴染みの「5円玉と紐さえあれば出来る」古式ゆかしい催眠術。そんなバカなと思いながら軽い気持ちで掛けてみると・・・なんと成功(?)してしまったのです。虚ろな表情で呆然と佇む幼馴染を前に「今なら何でも言うことを聞いてくれる!!!」という全能感が主人公の本能にブーストを掛け、ぎゅっと抱きしめたり、ずっと言えなかった想いを伝えたり。


でも本当は催眠術なんて掛かってなくて。かと言って今更「脅かしてやろうと思って、掛ったフリをしていた」なんて言い出せず・・・。

ちょっとしたお遊びが切っ掛けで結ばれる純愛物語です。

ボーイッシュ幼馴染が可愛すぎる件について


女としての自覚が薄い頃から可愛いヒロインでしたが、主人公に告白されて女として意識するようになってから格段に可愛くなりました。

例えば、主人公に告白された事を思い出しては鏡の前でにへらとしたり、一人で悩殺ポーズを練習しているところを母親に見つかってあわあわしたり、登校中にわざと腕を組んで(内心は恥ずかしくて仕方ないのに)胸を押し付けたり、主人公のために弁当を作ってきたり、頬っぺたに付いた米粒を摘まんで食べるも恥ずかしすぎて顔真っ赤になったりなどなど、今までだったら絶対にありえなかった女の子らしい振る舞いに心臓を射抜かれました。何このぎゅっとしたくなる可愛さ。犯罪的すぎる・・・。

告白・えっちシーンはもっとヤバいので是非買って、そして悶絶してください。


兄のような存在だった幼馴染のここが良い!


文章として纏める自信がないので箇条書きにしました。

①ストーリー性がとても秀逸。読み物として読める作品。
②二人の関係性が急造なモノではなく、積み重ねたモノの上に成り立っている。
→昔話や日常のやり取りの中で絆の強さを感じられる。まさに理想の幼馴染。尊い。
→替えの効かない二人であること、この二人じゃなきゃいけない、恋人としても理想的であること。
③キャラの個性がしっかりと引き出されている。
→天然なところが可愛くてgood。
→意識する前の男勝りな振る舞いと意識してからの女の子らしい振る舞いのギャップはvery good。
④これが初めての「夏姫と太一の愛モノ」であること。
→(同シリーズ「夏姫-Rewrite-」は純愛ですがタイムリープ要素があるので。)
⑤そして何より、「良かったね・・・」と心の底から祝福できるハッピーエンドであること。
→二人を結び付けてくれてありがとう!ありがとう作者!ビバ!純愛!


後書きについて(レビューとは関係ありません)


本作の後書きにこんなことが書かれていました。

「書きたい作品が多すぎてこのままだとお蔵入りするシリーズが多すぎる。」
「だから今回は、落書き漫画形式で制作させていただきました。」

この文言について、この場を借りて個人的に思っていることを少し述べさせていただきます。正直なところ、私はある程度の体裁が整っていれば(最低限読めれば)、本作のような形式(落書き漫画)でも構わないと思っています。むしろお蔵入りするぐらいならどんどん出してほしい。世に送り出してほしい。それが許される、それでも「他の作品も読ませてほしい」と思える、それだけの価値ある作品を生み出す技量のあるクリエイターだと思っています。この方の作品はどれも本当に良いモノばかりです。だから表現することを恐れないでください。応援しています。

兄のような存在だった幼馴染に催眠術を掛けて恋人にするお話

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